漂白と言えば台所の塩素系の薬品を連想される方が多いかと思いますが、
私たち新橋製紙の製品は、
すべて漂白剤を使わない無漂白の製品です。
それなのに何故白いトイレットペーパーやペーパータオルが生産できるかというと、
理由はとても簡単で、徹底的に濯いで、徹底的に絞ってを繰り返しているからです。
濯いだ古紙原料を絞って、インク等の汚れを除去しています。
この工程を何度も繰り返します。
汚れた雑巾をきれいにするため、水の中で雑巾を濯いで、
雑巾を絞る、といえば、近いイメージになります。
この工程を何回も繰り返すことにより
生み出される紙の白さは、敏感肌やデリケートな部分にも
より安心してご利用いただくことが出来ます。
繰り返し紙の繊維をほぐし洗う事で、漂白剤を使用する事無く汚れを落としています。
私たち新橋製紙の製品は、原料として100%上質古紙を使用しています。
この古紙を再生処理する段階で、古紙の繊維をバラバラにほぐして溶解する処理が必要ですが、
この作業工程では、他の製紙工場とはちょっと違う方法で、溶解する処理を行っています。
私たち新橋製紙では、 国内有数の大きさを誇る「地球釜」という装置で蒸解しています。 地球釜とは、受入検査を経た原料古紙と水、それと、蒸解の手助けをする必要最低限・最低量の薬品を入れ、何時間もかけてゆっくりと回転させることにより、「紙」の状態である古紙の状態からドロドロの「繊維」の状態に戻すことができる装置です。
時間をかけて「原料古紙を蒸解する」ことにより
私たちの製品の特徴である「強さ」と「柔らかさ」を実現しています。
また、その他品質安定のために投入される添加薬品についても必要最低限とし、
皆さまが安心してお使いいただける製品づくりに取り組んでいます。
私たち新橋製紙では、上記の通り製品の品質向上について取り組んでおりますが、
下記のとおり地球環境の保護についても真摯に取り組んでおります。
地球環境とヒトの健康を守るための公的制度であるPRTR制度が指定した
化学物質については製造工程では一切使用しておりません。(2015年12月現在)
原紙製造工程で大量に発生する排水(白濁水)については、微生物処理・物理化学処理を経たうえ
濁度計・pH計で常時モニタリングしながら岳南排水路を経て放流しています。
排水処理の途中で抽出・回収されるペーパースラッジは協同運営の
専用焼却炉で処理し、その焼却灰は、セメント混和剤や土壌改良材等
の広い分野で再利用されています。
生産工程で必要になる大量の熱源については、
比較的環境負荷の低い都市ガスを燃料とし、
また、エネルギー効率のより高いボイラーを導入することにより、
CO2排出量削減に取り組んでおります。
まめちしき-賢いトイレットペーパーの選び方をご存知でしょうか?-
突然ですが、賢いトイレットペーパーの選び方をご存知でしょうか?
同じ長さ・同じ幅・同じロール数(シングル・ダブル)で比較すると、1ロールあたりの重さが重い製品の方が、軽い製品よりも「ペーパーが厚い」ことになります。 ペーパーが厚いということは、1回あたりのペーパーの使用量を短くすることができますし、ひいては1ロールあたりの使用回数を増やすことができます。 1ロールあたりの使用回数が増えて長持ちすると、その分買い替えの手間を減らすことができるので、長い目で見たトータルコストを低く押さえることが可能です。
また、同じ重さでも、漂白剤や使用する薬品を最低限にし、手間暇かけて溶解・抄紙(しょうし)した私たち新橋製紙の製品は、 自信をもってお客様ひとりひとりの「気持ちいい」にお応えできる製品と自負しておりますので、是非お手にとって、その品質をお確かめください。